読書感想:そのお金のムダづかい、やめられます

こんにちは。

今日も読書感想です。最近本をよく読んでいるので、記録していきたいなあと思っています。お金系の本ばかりですがw

本を読んでいると、知らないことを知れた喜びをつい誰かに話したくなりますよねw 私もドヤ顔で夫や職場の人に話しています。知識が増えるのが楽しいです。

どんな本?

Bitly

脳神経外科医、菅原道仁さんが執筆されている【そのお金のムダづかい、やめられます】という本です。菅原さんの著作は色々ありますが、どれも気になるタイトル。他の本も読んでみたくなりました。

この本は、脳科学の観点から人がどのようにお金を使うかが書かれた本で、普段医学に精通していない私でもとてもわかりやすく面白い本でした。

人間の脳からその時どのような物質が分泌され、それにより人間がどのように行動するかが事細かに書かれていて、知らないことばかりでした。

購買意欲と脳の関係

ドーパミン

買い物をする前のワクワクしているときに、ドーパミンという脳内ホルモンが分泌されるそうです。買う前は目新しいものを見つけて嬉しい気持ちになっていますが、買った瞬間から冷めていく…なんてことは浪費家な私にもありがちです。

特に限定品や受注生産品だったりすると、欲しい! 欲しい! という気持ちばかりが先行して、実際に必要なものじゃなかったりすることも。

欲しい! と強く思った時には3日間クールダウンするのが良いそうです。

バンドワゴン効果

「既に人気のものほど人気が集まりやすい」ことを【バンドワゴン効果】と言います。

行列がさらなる行列を作ったり、人気の者を支持している方が良いという思い込みなども当てはまるそうです。たしかに、行列のできるお店に並んでみたくなる心理もわかる気がします。

最近こそ並ぶ時間がもったいない、と感じるようになりましたが、以前は私も行列に並ぶことを厭わないタイプでした。

コンコルド効果

継続してお金を支払ってしまっているものほど、これまでの投資を無駄にするのが怖くなってやめられなくなってしまうことを【コンコルド効果】と言います。埋没費用(サンクコスト)効果とも言われています。

スマホゲームなども、一度課金するとなかなかやめられなくなりますよね。私がやっている一口馬主も、そうじゃないかな…と思い始めましたw いつか良い馬に出会えるかもしれない…! ともう8年続けているので。。

ハロー効果

芸能人がその商品を宣伝していると、その商品が本当に良いものに思えてくることを【ハロー効果】と言います。テレビショッピングに芸能人が何人も出てくる理由も、ハロー効果を誘うためだそうですw 知らなかった…。

たしかに、自分の好きなタレントさんがCMに出ていたり、その商品を紹介していると、親近感が湧きますよね。本当にその商品の良さを知っていて購入するなら良いのですが、そうじゃないことの方が多そう…w

承認欲求

これは、昨今色々な場面で目にする言葉ですよね。SNSがメジャーになり、誰でも簡単に承認欲求を満たせるようになりました。

でもこれって結局「他者の評価でしか自分を測れていない」んですよね。以前の私は承認欲求の塊で、いつも他人と自分を比較してばかりでした。最近考え方を変えてから、かなり生きやすくなったよ。

他の人から羨ましがられたくてブランド物を買ったり、常に最新のスマホや家電を買ったり…。そういう生活をやめたら、自分軸がしっかりしてきた気がします。

皆さんも、欲しいものを見つけた時にはそれが本当に欲しいものなのか、今一度考えてみてくださいね。承認欲求を満たすための買い物は、すぐに不要になってしまうと思います。

後知恵バイアス

後知恵バイアスとは、本当は予測できていなかったことが起こった時に、あたかもそれを予測していたかのように脳が錯覚する心理です。人間は直感的に自分の下した判断が正しいと思い込む傾向があります。

「だから言ったでしょ!」←言ってない

「ほら! やると思った!」←思ってないw

例が育児w 私もよく使ってしまっている言葉なので反省。

人間は後知恵バイアスにより、自分が買ったものが一番良いものだ! と後付けで思い込むそうですw そして、また買い物をする…というループ。たしかに、自分を正当化できないと苦しいですもんね。

買い物をするときは

モノを買うときにはストーリーを考える

欲しいものを見つけたときは、「それを買ったら自分がどうなるか、それによって自分がどうなれるか」を想像すると良いそうです。その想像したストーリーが「これを買ったらモテる!」とか「流行だからこれを買いたい」など、主語が他者になった場合は、やめたほうが良いよ、という話でした。

私も以前は、ひとつひとつのモノを増やすときにそこまで考えていませんでした。ミニマリストの方の本を読んでいると、モノがないからモノを買うときによく考えると書かれています。家にモノがないと、モノを増やすことに抵抗感が出るんですよね。

最近は家が片付いてきたので、買い物をしなくなってきました。引き続き頑張ります。

買わずに3日間待ってみる

「悩んだら辞めろ」という言葉はよく聞きますよね。私も最近は購買回数を減らす努力をしているので、悩んだときはまず買わないことにしています。

この本にも、衝動的な買い物を抑えるために「悩んだらまず3日間待つ」ことが勧められています。そもそも待てる時点で、本当に欲しいか怪しいですよねw 本当に喉から手が出るくらい欲しいものは、悩む前に買っていますもんね。

メタ認知の大切さ

メタ認知とは「自分の認知行動を客観的に捉え評価し、制御する能力」のことだそうです。自分の能力を過大評価せず、ありのままの自分を受け入れ、認めたり、改善できる部分を探ったりする能力は、これからの時代に必要ですよね。

育児でも、自立=自律というくらい【自分を律する力】が必要とされる時代です。私もマインドフルネスをして、自分と向き合う時間を作っていきたいと思います。

上記の認知活動においても、自分の購買行動を客観的に評価することで購買回数を抑制することにつながると思います。

おわりに

いかがでしたか?

脳のメカニズムと購買行動がこんなに大きくかかわっているとは、本当に驚きでした。脳がこんなに自分に都合の良いように解釈したり、記憶を改ざんしているなんてw この脳のメカニズムに丸乗りして、完璧を求めずに都合よく言い訳して生きていきたいと思いますw

…冗談はさておき、脳のメカニズムを知らずに生きているのと、知って生きているのとでは今後の人生が大きく変わっていくと思うので、今回この本に出会えて本当によかったです。

最近特に家計のミニマル化の努力をしているので、人間の脳の動きや認知活動を意識しながら買い物をしたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました☺

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