こんにちは。
次女の風邪がグズグズで、パパと交代でお休みを取っています。パパの方も有休が残り僅か。子どもが増えると、休まなくちゃいけない日数が増えますね。まだ復職して1ヶ月も経っていないのに、ハイペースでなくなる有休。職場のみんなはとても優しくて、迷惑をかけてしまっているのにいつも子どもを心配する声かけまでしてくれるので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。。
産後すぐはもうひとり子どもが欲しい! と思っていたんですけど、復職してこんなにも休んでしまっている現実を考えると「無理だ…。」という気になりましたw 元々、パパからは2人が限界と言われていましたがw
さて、今日は通勤中に読破した本について書きます。
どんな本?
筑摩書房から出版されている佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本を読みました。元は編集のお仕事をされていた方で、編集者から独立して著者になったそうです。ワニブックスの編集者だった佐々木さんの言葉はとてもわかりやすく、本をあまり読まない私にもすっと沁み込んできました。佐々木さんが執筆されている習慣の本も読んでみたいと思っています。
マキシマリストがどのようにミニマリストになったか。考え方や行動が細かく書かれており、今では23か国に翻訳され、40万部も発行されているそうです。すごすぎる…!
あとがきに佐々木さんの言葉で、本の発行に至るまでの多方面の関係者の方への感謝の言葉が綴られているのですが、そこにDTPという言葉があって泣きそうになりました。なかなかプリプレスへの感謝が綴られているのを見たことがないですし、感情移入してしまったw
私はいまだに斜陽産業にいますが、頑張ろうって思えました(脱線)
モノは、自分ではない
モノは自分を伝える手段、という言葉が響きました。サイズの合った良いスーツを着こなしていればちゃんとしている感じがするし、ブランド物のバッグは自分の価値を高めてくれるような気がします。
でも、それはすべて自分じゃないんですよね。自分の身の丈に合わないもので自分を着飾るのをやめようと思いました。20代の頃はブランドバッグを大量にコレクションし、いまも実家に眠っています…。もったいないから捨てられませんでしたが、全部処分しよう。
アクセサリーや洋服も自分が身に着けたいものをつける、とても良い考え方だなと感じました。
他人は、自分ではない
私は自分と他人の境界線が曖昧なので、すぐに他人に感情移入してしまったり自分に置き換えて考えてしまいます。でも、他人は自分じゃない。
そう考えると、他人の価値観が自分の価値観と異なることや、他人が自分ではどうにもできない、ということがわかります。私は幼少期からいつも他人と比べられてきたので、他人への強い嫉妬や劣等感が強く、自分にないものを持っている人を妬んだり、卑屈になっていました。
他人には私の見えない部分で悩んでいることがあるし、多い少ないはあるけれど、みんな同じ。そして自分の「こうするべき、こうあるべき」というものをすべて捨てようと思えました。
他人にも期待しない。自分にも。
何者かになる必要はないんだな、って心から思えました。
家族も、自分ではない
育児をしていると度々感じるのが「子どもたちは、自分じゃない」ということ。彼女たちには彼女たちの価値観があるし、それが自分と異なることもある。でも、いつも彼女たちの考えや気持ちを尊重しよう、と思っています。今は私の影響でポケモンが大好きな長女も、いつか違うアニメを見るようになるかもしれない。。でも、その時は正々堂々とチャンネル権を争いたいと思いますw
ミニマリストを目指すにあたって、いちばん注意しようと思っているのは「家族の物を処分しない」ということです。子どものオモチャがたくさんでいつも処分したいけど、決めるのは子どもたちなので。
同時に、どんどん増えていく夫のゴルフクラブにも手を出すつもりはありませんw 夫はミニマル思考なので私よりちゃんとしているし、大丈夫だけどw むしろ、いつも夫から「もっとモノの住所を決めて!」 と言われているくらいだし…。
経験は、比べられない
この本を読んで、一番心臓に刺さった言葉でした。私の育った環境は、あまり人に言えないようなことばかりでしたが、そんな経験も今の自分の糧になっていると。
高校生のときに、今でも自分の人付き合いの鎖になるような悲しい経験をしましたが、裏を返せば自分のコミュニケーションの礎になっている気がします。今まで辛くなるから思い出したくなくて蓋をしていた思い出を呼び起こし、当時の自分を労うことができました。
そのときの経験のおかげで、今こんなに大切な友達がたくさんいる。変わらず人付き合いは苦手だけど、人は好きな自分が理解できます。
こんな風に過去を思い起こして自分と対話できるようになったのは、自分が成長できたからだと思います。この本を読んで良かった。ずっとしんどかった人生を、初めて肯定できたのです。
おわりに
最後はかなりスケールの大きな話に飛躍してしまいましたが、本当にこの本を読めてよかった。そう思える一冊です。
ミニマリストになる前に、自分と他人を切り離すこと、そして自分をもっと労わることを教えてもらいました。この考え方は私の一生の宝物になり得ると思います。
これからも、自分が大好きになれる、素敵な自分を目指して頑張ります!
最後までご覧いただきありがとうございました☺
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