こんにちは。
最近読んだ本のなかで、とても感銘を受けた本を紹介させてください。
どんな本?
禅僧でもあり、精神科医の川野泰周さんの著書です。マインドフルネス瞑想の本なども出版されており、それもとても面白そう。
ミニマリストの方の本を読んでいると、マインドフルネスや禅にたどり着き、仏教の教えを目にすることが増えますw モノがあふれる消費社会だからこそ、「足るを知る」ことが大切ですよね。
この本は、禅僧である川野さんだからこそわかる、「無の境地」と「モノ・情報があふれる社会」を対比させた表現が各所に散りばめられており、とてもわかりやすく読めました。仏教の教えや考え方も知ることができて、面白かったです。
中道の精神
仏教には「中道の精神」という考え方があるそうです。「中道」とは、行動や思考などにおいて極端になりすぎず、なにごともほどほどにする、という意味があるそうです。著書のタイトルにもある通り、色々な分野をそれぞれ半分減らしてほどよく生活しよう、と書かれています。
消費社会ではモノがあふれ、私たちは欲しいときに欲しいものが手に入り、食べたいものが食べられる恵まれた生活をしています。この恵まれた生活のなかで、欲望の赴くまま消費を繰り返していけば、お金がなくなり、体重は増え、節制ができない生涯になってしまいますよね。著者の方はそういった生活に警鐘を鳴らしています。
モノを半分減らす
自宅や職場のデスクなどが散らかっていると、視界に入るモノからの情報で集中力が妨げられたり、作業効率が落ちてしまったりします。ミニマリストの方のように生活必需品以外すべて処分するのではなく、まずは半分減らすことを意識して片付けをすると良いそうです。
私もミニマリストの方のようなきれいな部屋にあこがれていますが、まだまだその境地へ達することができません。毎日片づけをし、不要なものを処分する習慣を続けていますが、なかなか片づかない家w それくらい、モノであふれていたんですよね。
モノを減らすと、モノを増やすことに抵抗感が生まれるようになるので、結果的にお金が残るようになります。お金が残ったら、投資に回したり、読書や勉強、旅行など経験に使うのも素敵だなあと、最近思うようになりました。
食事を半分減らす
若い頃と変わらずドカ食いをしてしまい、結果生活習慣病になる人が増えている、という話でした。年齢を重ねると代謝が落ちて行くので、若い頃のイメージのまま食べ続けていれば、それは太りますし病気にもなりますよね。
私も今こそ意識して食事をしていますが、これまではラーメンが大好きで通い詰め、脂質異常症と診断された過去があります。大丈夫だと思っていても、数値は嘘をつきませんw 健康診断のたびに、脂質の数値はどうなっているかドキドキしています。
普段からドカ食いをやめ、腹八分目の食事を意識しようと思います。ちょこちょこお菓子をつまむのも、良くないですね。
情報を半分減らす
スマホを開けばSNSやニュースサイトなどには情報があふれていますよね。私もSNS疲れで、少し距離を置いているところです。
スマホの通知を切ったり、画面をグレースケールにするなど、この本にはスマホから距離を置く効果的な方法が書かれており、私もすぐに設定しました。
自分の興味がない情報や、取得する必要が無い情報は意図的にシャットアウトするスキルが必要だと痛感しました。
おわりに
読書感想でした。
最近、マインドフルネス瞑想に興味があるので、早速瞑想アプリを入れてみました。職場でお昼休みに少し始めてみようと思います。
私は喜怒哀楽が激しく、白黒ハッキリしないと気が済まないタイプ。この40年間、中道とは真逆の精神で生きてきましたw これからは、何事も「ほどほど」を意識し、極端な考え方は手放していこうと思います。
とても面白かったので、川野さんの他の本も読んでみよう~。
最後までご覧いただきありがとうございました☺
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