完璧主義を手放す

こんにちは。

昨年1年間、必死で取り組んだ自己啓発。一番自分に大きな影響があったのは【完璧主義を手放した】ということでした。

完璧主義な性格って、どこから生まれるんですかね…? 私の生い立ちをたどりながら、どうやって手放したかを書いていきたいと思います。

過去の私

厳しい家庭環境で育てられた

思えば、完璧主義の根本は家庭環境にあったのかな、と思います。

私の祖母はとても厳しく、麺類の食べ方など、食べ物ひとつひとつの食べ方を指示してくるほどでしたw 今思えば、異常なほど。育児をしていると、子ども自身が課題にぶつかって修正する姿を見ることがありますが、そういうのが皆無w なんでも事前に口うるさく指図されて幼少期を過ごしました。

ガミガミ言われていると、その言われたことを覚えて行動へ移すための神経回路ができてくるんですよね。そのせいか、私も弟もめちゃめちゃ神経質です。人の顔色を伺うのが得意で、どちらかというと空気を読むタイプ。

あまり失敗したことがない

そんな幼少期を過ごしたので、失敗したことがありません。両親や祖母が先回りして私の行動を指示しているので、間違えたり失敗する前に回避できてしまうのです。

思い起こせば、自分の子どもにも口うるさくしてしまっていた気がします。長女はめちゃめちゃ負けず嫌いで、自分の失敗を認めないタイプw 失敗してもいいんだよ~と伝えていますが、なかなか難しく…。子どもは失敗してなんぼですし、失敗から学び、自己肯定感が育まれるんですよね。

他人から認められることに価値を感じていた

このように家庭環境がとても厳しかったので、両親から褒められることだけを生きがいにしていました。この価値観は最近まで引きずっていたよ。他人の評価で自分を評価し、他人の評価が得られなければ自分には価値がないと思い込む。ずっと他人から評価を得続けなくてはいけないので、とても生きづらかったと思います。

39年間ずっと、他人からどう思われているかを気にして生きていました。

完璧主義のデメリット

他人にも厳しい

完璧主義者は、自分だけが完璧主義なら良いのですが、他人にも厳しくしてしまう傾向があります。私は自分にめちゃめちゃ厳しい分、人にも厳しくしてしまっていました。

特に夫には、とてもつらく当たってしまっていたよ。洗濯物の干し方や、食器の汚れなど、細かいことにもいちいちグチグチ。夫もしんどかったと思います。

子どもたちにもいつもグチグチ。思えば、私の親と同じことをしてしまっていたと思います。4歳の長女はとても繊細で、人の顔色を気にする性格に。本当に反省しています。今からでも遅くない! と信じ、どんな失敗をしてもあなたのことが大好き、何もできなくてもあなたのことがいつも大切、と毎日伝えています。

失敗したときの折れ方がすごい

これは私の性格かもしれませんがw 失敗に慣れていないので、つまずいたときに全部投げ出してしまうんです。もうダメだ…。と心が折れてしまうので、改善策を練る前にやめてしまうこともしばしば。

予定なども、事前に緻密な計画を練るので、ひとつでも予定通りにいかないとパニックになってしまいます。軌道修正が本当に苦手です。

みみりんがあんなに「失敗したって大丈夫」って言ってるのに…。

そもそも、私の子どもの頃にみみりんいなかったよね…? いた…?

完璧主義の手放し方

自分もミスをするし、他人もミスをする

だって、人間だもの。

まず、【人は完璧ではない】ということを常に念頭に置くことが大切です。

特に私が意識していたことは、【自分もミスをする】ということ。夫の洗濯物の干し方がぐちゃぐちゃだったとしても、自分は完璧にできている? できていないよね? ここで文句を言ったらどうなる? 二度とやってもらえないかもしれない~文句を言い続けて離婚されたら? 一生自分で干さなくちゃいけなくなる~!!! なんてマインドマップを張り巡らせて、文句ひとつ言うことを回避していますw

最初は、本当にたくさん考えないとダメですw これくらい【文句を言わない】ということに意識を向けないと、脳が勝手に文句を言っているのでw

私は1年かけて、やっと夫に文句を言わなくなりました。もちろん、どうしても伝えたいことは文句ではなく説得する口調で伝えていますよ。

まあいいか、と考える

【まあいいか】

完璧主義者にとっては意識して声に出さないと、この呪文はなかなか効きませんw 私も、何か問題に直面した時に声を荒げてしまったり、パニックになってしまっていましたが、その度に意識的に「まあ、いいか」と唱えていました。

習慣とは不思議なもので、繰り返していると当たり前になってくるんですよね。「まあいいか」と唱えているうちに、本当にそのような気分になってくるのです。

気づいたら、「まあいいか、死ぬわけじゃないし」と思えるようになりました。

完璧主義を手放したら、生きるのが楽になる

ずっと悩まされていた強迫観念も手放すことができました。失敗したら信用されなくなる、自分には価値がなくなる、など、失敗するたびに自己嫌悪に潰されそうになっていました。でも、そう思っていたのは自分だけで、周りは自分の思っている以上に優しかったんです。

完璧でいることをやめたら、自分にも他人にも優しくできるようになりました。きっと、今まで自分の失敗を回避するために注がれていた意志力が、自分や他人に優しくするために使えるようになったんだと思います。

自分に優しくすることで、他人にも優しくできる、そう実感しています。

おわりに

完璧主義を手放した話でした。

昨年、どうしても自分を変えたくて1年間試行錯誤しました。たくさんの本を読んで知識を得たり、家の片付けなどの自己啓発をする中で、自然と手放せたのが【完璧主義な自分】でした。

勉強をすればするほど、自分がまだ未熟だということに気づき、他人も同じだということに気づき。同時に「人間は完璧を目指さなくて良い」ということにも気が付きました。自分の短所も受け入れ、長所を伸ばす。当たり前のことができず、ずっと短所を無くすことに命を懸けていましたw

これからは、「得意なことは頑張り、苦手なことは人に任せる」くらいの気持ちで生きて行こうと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました☺

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