今日は読んだ本の感想を書きたいと思います。育休中になるべくたくさんの本を読む、という目標を掲げており既に読みたい本を何冊か購入しているのですが、通院・ダイエット・資格取得の勉強を育児と並行しているためなかなか手をつけられず…。
前回の育休はマンガを読みまくっていたなあ笑 ちなみに、好きなマンガは金田一少年の事件簿です。小学生の時にハマり、今でも単行本を買い続けています。初めて親に単行本を買ってもらったのですが、結構な内容なのでよく買ってもらえたなあ、と笑 こんなこと言ったらアレですが、娘には見せたくないです…笑 Huluで8月までドラマ全話放映しているんですよね。見たいんですけど、時間…。
あと最近ミステリと言う勿れにハマってます。めちゃめちゃ面白いですよね! これもドラマ録画してあるんだけど途中までしか見てない…。時間…。
話が脱線しすぎました。
どんな本?
友人から勧められて購入したこの本。
マンション防災士の釜石 徹さんという方が、マンション住まいの方が災害にあった場合どうなるかを考え、在宅避難を想定し生活するなど研究を重ねた結果などが記載されており、とてもためになる本でした
一家に一冊あった方がいいんじゃない? というくらい有意義な書籍です。
マンションとありますが、ポリ袋調理法や簡易トイレの部分なんかは戸建てにお住まいの方にも知って欲しい内容だと思います。私はこの本を職場の人やママ友、ネイルサロンの店員さんなどに広めまくっています笑
在宅避難という選択肢
災害が起きたら避難所へ行く、というのが当たり前の行動と考えていましたが、この本を読んで考え方が変わりました。昨今の建造物は耐震性もあるので、自宅に留まる、ということも選択肢のひとつだと訴えています。むしろ避難所へは行くなという論調。
たしかに1981年新耐震基準のマンションでは、建物の損壊さえ起こらなければ無理に避難所へ行く必要はないような気がします。在宅避難をする場合、電気が通るまでの約10日間どのように生活するかを想定して備蓄・対策をすると良いそうです。
10日間自宅で電気なしの生活をするって、なかなかのサバイバルですよね。これについて、かなり詳しく解説がされています。
災害が起きる前にできること
まず災害が起きることを想定して家の中でケガ人を出さない、どこで生活するかを決める、などの対策をすると良いそうです。
家具の転倒防止…突っ張り棒や100円ショップで購入できる転倒防止のストッパーなど
ガラス飛散防止フィルム…食器棚のガラス面に貼る
開き戸ストッパー…観音開きの棚から物が落ちてくるのを防ぐ
照明をLEDに変更…蛍光灯や白熱電球はガラスが飛散する恐れがある
カセットコンロの購入…これ一台で色々な食事の調理ができるそうです
上記に追加して私が自宅でしている対策は、
- 感震ブレーカーの設置
- 工事現場用充電式ランタン
- 電池式ライト&電池
- 寝室には家具を置いていない
などです。ダイソーの電池式のライトは連続8時間点灯しますので、夜中の探し物などに役立つと思い購入しました。
あとは寝ている時に地震が起きた場合初動が遅れることが想定されるので、寝室には家具を置いていません。地震の規模にもよりますが、寝室に避難することもできれば良いと思います。
食料や衛生用品の備蓄
食料の備蓄はローリングストック法ですると良いそうです。
ローリングストックとは、現在使っている食材で備蓄できるものを多めにストックし、普段の生活で使用した分を買い足していくという方法です。
私の家では下記の食材をローリングストックしています。
- お米 5kg
- パスタ 5kg
- ホットケーキミックス
- レトルトカレー、パスタソース
- ツナ缶
- ペットボトルの水・炭酸水
日常に缶詰の食事を取り入れると良いそうです。我が家ではツナ缶を常備することにしました。また、乳児がいるのでオムツと液体ミルクもローリングストックしています。生理用品も多めに買っておいた方が良いと思います。
我が家の課題はカセットコンロのガス缶です。普段カセットコンロを使わないので、ガス缶の使用期限を都度チェックしなくてはいけません。カセットコンロは生命線なので、これをどうしようか模索中。
あとは長期保存できる水と少しだけ災害用の備蓄食料を買ってあります。簡易トイレも。
便利アイテム:調理用ポリ袋
これは目から鱗が落ちまくる、この本のメインと言っても良い部分です。
調理用ポリ袋の中にお米とお水を入れて、カセットコンロで湯煎調理するとご飯が炊ける、という話! 同じ要領でパスタを茹でたり、ホットケーキミックスで蒸しパンが作れるそうです。
本当にすごいアイデア…。湯煎のお水は再利用できるので最小限の水量で済みますし、数人分まとめて作れますし。ガス缶1本で1日3食の食事が作れるそうです。同じお湯でレトルトカレー温めたらカレーライス食べられちゃうじゃん。パスタソース温めたら美味しいパスタ食べられちゃうじゃん。すごすぎる。
これを読んだその日にカセットコンロを購入しました。
便利アイテム:防臭袋
釜石さんは実際に災害時を想定して同様の生活をされたそうで、一番気になったのがトイレのニオイだったそうです。トイレのことなんて細かく考えたことがなかったので、とても役に立つ情報でした。本には10日間をどのように過ごすか(トイレ事情)が事細かに記載されています。
ただ簡易トイレを買っておけば良い、という問題でもないんですね。
防臭袋があれば簡易トイレが足りなくなっても代用できるそうです。ちょうど自宅にオムツ用のBOS消臭袋があるのですが、これ本当にニオイが漏れないんです。我が家も普段から使用しています。
最近はダイソーやセリアにも防臭袋が売っていますよ。BOSは高いので100円ショップの袋に生ごみを入れているのですが、これでも十分使えると思います。
災害が起きてしまったとき
実際に災害が起きてしまったとき、すぐに家を飛び出さずに周りをよく見て確認する。と書いてありました。火災等の二次災害も怖いと聞きますよね。地震が起きたら通電火災を防ぐために、ブレーカーを落として電化製品に破損がないか確認をしてから、ブレーカーをONにするのが良いそうです。
自宅や近隣にケガ人が出た際に救命措置ができるよう、定期的に応急救護の講習やAED訓練もしたいと思いました。AEDは継続的に措置を続けなくてはいけないため、次の災害に備えられないというデメリットもあるようです。
電話が繋がらないことを想定した171訓練も必要ですよね。娘の保育園で定期的に171の避難訓練があるのですが、実際に使っていないとパニックになったときに使えないと思うので大変助かっています。
災害時、子どもたちの保育園のお迎えのシミュレーションもしておかないとですよね。うちはパパが在宅勤務なのでお迎えをお願いしているのですが、入れ違いにならないよう誰がどのように動くかも想定しておくと良いと思います。私が職場にいるときに地震が起きたら、しばらく娘たちに会えないのかなあ。
まとめ
以上、私がこの本を読んで感じたことや実際に対策したものをまとめました。
自分に気づいていないことが多すぎて愕然としました。災害を想像するのは怖くて嫌でしたが、本当にためになる一冊だったと思います。
地震など、起きないに越したことはないですが、起きてしまった時に家族みんなで乗り越えられるよう、今後も対策していけたら良いと思います。
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